Security Postureの基本スキャンは、公開情報だけを使って、サイトの現在地を短時間で確認します。結果の見方を知っておくと、どこから手を付ければよいかが分かりやすくなります。
スコアが低い=ハッキングされた、ではありません。スコアが高い=完全に安全、でもありません。スコアとカテゴリを見て、更新・証明書・公開ファイル・設定のどこを確認するかを決めます。
無料結果でわかること
- 総合スコア(0〜100。低いほど要注意)
- リスク判定(高・中・低など)
- 重大度別の所見数
- カテゴリごとの優先度
- 無料サマリーPDF
ここまでが無料の範囲です。具体的なURL、プラグイン名、バージョン、証拠、修正手順は表示されません。
スコアは「成績表」ではない
スコアは、公開情報から見つかった所見の重大度をまとめた目安です。100点に近いほど「公開情報の範囲では大きな問題が見つかりにくい」という意味で、安全性を保証するものではありません。
反対に、スコアが低くても、すぐに攻撃されたわけではありません。古いソフトウェア、証明書、公開ファイル、セキュリティヘッダーなど、複数の要因が合わさって点数になります。
カテゴリ別の優先度を見る
スコアより実務的に使いやすいのが、カテゴリ別の優先度です。どの種類の問題を先に確認するかの目安になります。
WordPress / プラグイン
本体・プラグイン・テーマの更新状況や公開設定を確認するカテゴリです。ここが高い場合は、管理画面の更新画面とプラグイン一覧を確認します。
PHP / サーバー
PHPやサーバー構成の古さを見るカテゴリです。サポート終了したPHPが公開情報から見える場合は、ホスティング会社の管理画面を確認します。
TLS / 証明書
証明書の有効期限、ホスト名の一致、HTTPS設定を確認します。ここが高い場合は、ホスティング会社や証明書の発行元を確認します。
公開ファイル / バックアップ
設定ファイル、ログ、バックアップが公開されていないかを見るカテゴリです。公開されている場合は、ファイルを削除し、必要ならパスワードやAPIキーを再発行します。
ヘッダー / Cookie
ブラウザ保護ヘッダーやCookie属性の設定です。サイトの表示や機能に影響するため、制作会社・開発担当者と相談しながら修正します。
スコアが低いときに、最初にやること
- カテゴリ別の優先度が高い項目を確認する
- WordPress・PHPの更新状況を確認する
- TLS証明書と公開ファイルを確認する
- 管理画面のパスワードと二要素認証を見直す
- バックアップから復元できるか確認する
自分で対応できない場合は、制作会社やホスティング会社に、結果画面をそのまま共有してください。
スコアが高くても、確認すること
スコアが高くても、管理画面の内部、データベース、マルウェア感染、未知の脆弱性までは分かりません。定期的な更新、バックアップ、二要素認証、不審なファイルの確認は別途必要です。
詳細診断が向いている人
「どのプラグインが古いのか」「どのURLで何が起きているのか」「管理画面のどこを直せばいいのか」まで知りたい場合は、詳細診断が向いています。
詳細診断は¥2,980(税込)の買い切りで、詳細レポートPDFが含まれます。検出内容、対象URL、バージョン、証拠、修正手順、確認方法、ホスティング会社への依頼文まで記載します。マルウェアの除去や改ざんの復旧は行いません。
よくある質問
スコアが低いと、ハッキングされていますか?
いいえ。スコアは公開情報から見たリスクの目安です。攻撃やマルウェア感染を判定するものではありません。
スコアが100なら安全ですか?
いいえ。公開情報の範囲で大きな問題が見つかりにくいという意味です。管理画面の内部や未知の脆弱性までは保証できません。
無料結果のPDFは何が載っていますか?
スコア、リスク判定、重大度別の所見数、カテゴリ別の優先度、詳細診断の案内です。個別のURL・バージョン・証拠・修正手順は含まれません。
詳細診断では何が分かりますか?
公開エンドポイントの追加確認、WordPressコンポーネントのバージョン、CVE、TLS、DNS/メール認証、修正手順などです。マルウェアの除去・復旧は含みません。
まとめ
診断結果は、怖がるためでも安心するためでもなく、次の確認先を決めるために使います。スコア、リスク判定、カテゴリ別優先度を順に見て、必要な作業から始めてください。